新展開のすべてを担い、サガミ未踏の地ベトナムへ。

40歳を前に手を挙げたチャンス。

海外事業立ち上げを担う社員の社内公募に手を挙げたのは、2012年のこと。ちょうど私自身、40歳を前に新しいチャレンジを考えていた時期でした。将来、ベトナム出店時の責任者となることを前提に、まずJICAの「民間連携ボランティア制度」で1年間、現地へ。目的は、サガミでの経験を活かした現地レストランの接客や衛生面の指導と、空き時間を利用したベトナムの飲食店や食文化の調査です。「素材の味がわかる薄味を好む」「各自、パクチーやニョクマムで好みの味に調整」といった嗜好や習慣を、ホームステイを通じてリアルに把握できたのが最大の収穫でした。そして帰国後、現地法人設立準備から物件と店舗形態の選定、内装やメニュー、現地の人材確保まで、出店に向けた本格的な準備を、ベトナムと日本を行き来しながら進めていきました。

思い描いたことをゼロから形にする。

2016年7月、サガミにとってベトナム初の店舗となる、うどんの「水山」が、ホーチミンの百貨店内にオープン。和食を守りつつ現地の食文化を採り入れるバランスが難しいところですが、「日本発」をできる限り大切にしていくつもりです。この店舗で知名度とブランドを確立して店舗数を増やし、ゆくゆくは「サガミの海外店舗の大半がベトナム」という状態にしたいですね。任された以上は、「吉本にやらせてよかった」と言われるくらいの成果を出したいと思っています。入社して約20年ですが、有言実行で多彩な経験ができるこの会社の環境は、飽きることがありません。過去に経験した店舗営業と人事労務の知識をすべて活かしながら、こうして海外事業で自分の力を試し、思い描いたことをゼロから形にしていける面白さは格別です。
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