代表取締役社長 伊藤 修二
【2017年度レビュー】

当連結会計年度(平成29年4月1日から平成30年3月31日)におけるわが国経済は、拡大する世界経済の恩恵が広がるとともに、継続的な政府の経済政策や
日銀の金融緩和策の効果によって、雇用情勢の改善を中心に景気回復基調で
推移いたしました。外食産業におきましては、業界全体としては平成30年3月までの月間売上高が19ヵ月連続で前年を上回るなど好調に推移しておりますが、依然として消費者の低価格志向には根強いものがあります。さらに人手不足による人件費や物流費の上昇などに
加え業種・業態の垣根を越えた顧客獲得競争も激化しており、厳しい経営環境が続いております。

【平成29年度決算報告】

平成29年度の決算は以下の通りとなりました。
投資家の皆様へ 表

連結業績につきましては売上高、営業利益、経常利益、当期純利益と全ての項目で前年数値を上回ることができました。主な要因として、売上高については主力業態である「サガミ」「味の民芸」などの既存店売上が堅調に推移いたしました。利益面については、季節メニューを中心としたメニュー政策、更には産地との直接取引による効率化などでコスト上昇分を吸収することができました。

【2017年度取り組み内容】

・和食麺処サガミを9年ぶりに新規出店
和食麺処サガミは2008年の瑞浪中央店(岐阜県)以降、新規出店を中断しておりましたが、既存店売上高も好調に推移していることから出店を再開いたしました。
2018年3月末現在で「関マーゴ店(10月)」「岐阜北一色店(12月)」「豊川牛久保店(3月)」の3店を東海地方に出店いたしました。なお、今後は東海地方、関東地方の両地域を中心にスピードを上げて
展開してまいります。

・「味の民芸」が既存店売上高50ヵ月連続で前年比100%超え(2018年4月末時点)
グループ会社である味の民芸フードサービス株式会社(代表取締役社長 大西尚真)では、2014年3月より既存店売上高前年比100%超えが続いております。これはサガミグループの強みを活かした
「なごやめしメニュー」や「こころとからだにおいしい」をテーマにした新メニューが評価された結果と
考えております。

・イタリア・ミラノでテストマーケティング
2015年に開催されたミラノ国際博覧会では、日本政府館内の当社店舗は計画を大幅に上回る来客数を
獲得することができました。その後、ミラノ市内でテストマーケティングを重ねてまいりましたが、
その様子も含めて2018年1月8日にテレビ番組「未来世紀 ジパング」で紹介されました。
テストマーケティングの成功を受け、次の展開に繋げていきたいと考えております。

【2018年度取り組み内容】

・サガミグループとしての出店加速
和食麺処サガミの新規出店再開で社員の士気は確実に上がっております。これを踏まえて手延べうどん
「味の民芸」の出店再開に加え、新業態として開発したとんかつ専門店「かつたに」についても出店を
進めてまいります。主力業態を主体にしつつ、小型業態も並行展開することで、事業の拡大に取り組んで
まいります。

・フランチャイズビジネス
昨年まで、業態「水山」「どんどん庵」「かつたに」等は、将来のFC展開をするための土壌づくりを
進めてまいりました。本年度より小型業態、ビルインタイプのFC展開がスタートします。
これは外部からオーナー様を募集することはもちろん、社員独立も含めて推進してまいります。

・コーポレートガバナンスの強化
サガミグループでは2012年以降、「事業基盤の強化」「収益力の向上」「成長戦略の推進」に取り組んで
まいりました。その結果、赤字体質からの脱却、ASEANを中心とした海外出店、更には和食麺処サガミの
出店再開など明るいニュースが続いております。
一方で外食産業並びに当社を取り巻く環境は厳しさを増していることからESG(Environment、Social、Governanceつまり環境・社会・ガバナンス)への取り組みを経営の柱に加え、ガバナンス体制を更に強化いたします。具体的には、今年度の株主総会に社外からの女性取締役、女性監査役の就任を諮り、
社外・女性の視点を経営に取り入れる計画です。加えて10月にはサガミホールディングスを立ち上げて
経営戦略機能と業務執行機能を分離し、意思決定の迅速化を図ると共に社外役員比率を高めていく
方針です。

投資家の皆様に於かれましては、今後とも引き続き変わらぬご支援・ご愛顧を賜りますよう
お願い申し上げます。

代表取締役社長 伊藤修二
(平成30年5月11日)


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