代表取締役社長 鎌田 敏行

 

【平成26年度決算報告】

平成26年度の決算は下記の通りとなりました。

連結ベースの経営成績 

(単位 :百万円)

平成25年度 当初計画 平成26年度 当初計画差異
売上高 19,521 24,700  25,341 641
営業利益 529 580 579 △1
経常利益 575 625 660 35
当期純利益 595 385 458 73

 

単体ベースの経営成績 

(単位 :百万円)

平成25年度 当初計画 平成26年度 当初計画差異
売上高 16,058 16,500 16,411 △89
営業利益 514 550 557 7
経常利益 553 585 628 43
当期純利益 506 375 459 84

 
※当初計画とは、平成26年5月12日に発表いたしました『中期経営計画』での計画値です。
『中期経営計画』では、平成26年度と平成27年度の2年間を対象とした計画を策定しております。
 

平成26年度のレビュー

 消費税増税による影響もあって、消費支出(2人以上世帯)が対前年比マイナスを2014年4月より12ヶ月
継続する中、台風が週末に3度襲来するなど、平成26年度は売上面で厳しい環境でした。
又、急速に進んだドル高円安は食材価格の上昇と光熱費増をもたらし、損益面でも厳しい環境となりました。

 このような環境下ではありましたが、お客様起点思考の視座をグループ全社で堅持しながら店舗の
改革を進めるとともに、味の民芸フードサービスを含めたグループ経営の強化に取り組んだ結果、
連結ベースで、売上高、経常利益および当期純利益共に計画を上回ることができました。
 店舗関係では、11店舗の出店(内新規出店8店舗)と、契約満了などにより19店舗(内業態転換3店舗)
を閉店し、2015年度末の店舗数は272店舗となりました。

 主力業態である「和食麺処サガミ」では、モーニング販売の拡大、デリバリーの開始、また、意識改革
として導入した社内オーナー店長制度を2013年度の3店舗から13店舗に広げるなどの取組みにより、
既存店売上は対前年比101.1%となりました。
 また、平成26年1月からグループ入りした「味の民芸フードサービス」は、現場意識が大幅に向上した
ことで3期連続の営業赤字から脱却し、上半期から黒字化、通期では対前年で465百万円の営業利益の
改善となりました。

 海外では、『和食:日本人の伝統的な食文化』がユネスコの無形文化遺産に登録され、世界で注目が
高まる中、サガミは“そば”日本一の外食企業(当社調べ)として、世界の人々に本物の“そば”を知って
戴きたいとの思いから、サッカーワールドカップ開催を機に、平成26年6月にブラジル リオ・デ・
ジャネイロで開催されましたジャパンプレゼンテーション事業『JAPAN OMOTENASHI PAVILION』に
唯一の外食企業として参画いたしました。
 ジャパンプレゼンテーション事業とは、官民連携のもと日本が誇る文化や技術を“クールジャパン”
として、世界に発信していく事業で、国際的なイベントの場が舞台となります。
 第1回目がブラジルの『JAPAN OMOTENASHI PAVILION』で、第2回目はイタリアミラノ万博、
そして最終となる2020年の東京オリンピックまで世界各地で毎年開催される事業です。
 海外での出店につきましては、昨年4月にASEAN 1号店をバンコク(タイ)のショッピングモール
Central Plaza-Rama3に出店、同年7月にはジャカルタ(インドネシア)のショッピングモール
Plaza Senayanのフードコートに出店、そして今年3月にはタイ2号店となるCentral World店を
出店いたしました。ASEAN地域は著しい経済発展を遂げていると共に、人口も急激に増加しており、
魅力のある戦略地域として位置づけております。

 平成16年2月から11年間にわたり直営店舗で経験を積み重ねてまいりました上海盛賀美ですが、
中国の巨大市場において、直営で事業展開をするには人材育成などでの制約があることから、
全社的改革の一環として株式をパートナー企業に譲渡し、直営ではなくフランチャイズでの展開を
目指すことと致しました。

平成27年度の取組み

 味の民芸フードサービスのグループ化から1年、更なるシナジーを追求するために、大幅な組織再編を
行いました。平成26年度にグループの商流・物流の統合を行いましたが、今期はグループの管理部門を
全て「㈱サガミサービス」に集約、食材の仕入・製造・加工業務を全て「㈱サガミフード」に集約、
営業面では4月に「㈱サガミマイスターズ」を新設し、店舗の営業を担う事業会社を4社体制
(「㈱サガミチェーン」、「味の民芸フードサービス㈱」、「㈱ディー・ディー・エー」、
「㈱サガミ マイスターズ」)と致しました。多種ある業態を店舗の規模・立地別にグループ化し、
4社の事業会社が夫々の経営を担います。事業範囲・ターゲット層を明確にすることで市場変化に
スピード感をもって対応し、より戦略的な行動が取れるように致しました。
 また、業績改善度合いの高い社内オーナー店長制度をグループ内の他業態に拡大した上、社内オーナー
地区長制度も導入致します。

 海外では、5月1日から6ヶ月間『2015年ミラノ(イタリア)国際博覧会』に日本館レストラン
運営企業グループの一員として出店いたします。ミラノ万博は「地球に食料を、生命にエネルギーを
(Feeding The Planet , Energy For Life)」をテーマに、長い万博の歴史の中で、初めて“食”を
テーマとした博覧会でございます。日本の食文化の素晴らしさ、そしてサガミの“そば”を世界の人々に
知って戴けるチャンスと捉えております。開店2週間の状況ではありますが、当初の予想を大幅に上回る
お客様にご来店戴いており、お客様の和食、そして“そば”に対する評価も非常によく、海外での“そば”の
販売に手ごたえを感じております。

 コーポレートガバナンス・コードによって、上場企業には独立社外取締役を2名以上選任することが
求められておりますが、弊社ではこれを更なる改革の好機と捉え、6月の株主総会でのご承認を前提に、
社外取締役1名を選任して、取締役7名体制(内社外取締役2名)とし、また、業務執行に対する監督体制を
強化してより透明性の高い経営を目指す為、社外監査役につきましても1名を選任して監査役4名体制
(内社外監査役3名)と致します。

 グループ・ビジョンである「No.1 Noodle Restaurant Company」の実現に向け、一歩一歩では
ありますが、着実に歩みを進めております。

 投資家の皆様に於かれましては、今後とも引き続き変わらぬご支援・ご愛顧を賜りますよう何卒宜しく
お願い申し上げます。

代表取締役社長  鎌田 敏行
(平成27年5月12日)