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【平成25年度決算】

平成25年度の連結決算は下記の通りとなりました。

(単位:百万円)

 連結ベースの経営成績 平成24年度 当初計画
(平成25年5月13日発表)
平成25年度 当初計画差異
売上高 22,599 19,400 19,521 121
営業利益 656 635 529 △106
経常利益 672 650 575 △75
当期純利益 447 465 595 130
1株あたり純利益 18.27 18.62 23.85 5.23

 

(単位:百万円)

 単体ベースの経営成績 平成24年度 当初計画
(平成25年5月13日発表)
平成25年度 当初計画差異
売上高 17,966 16,000 16,058 58
経常利益 624 610 553 △57
当期純利益 470 440 506 66
1株あたり純利益 19.24 17.62 20.27 2.65

 

【25年度のレビュー】

1. 決算

平成24年度は1月20日締めから3月末へと会計年度を変更した為に14か月11日決算となっておりますので 実績値ではありますが、参考値としてご覧戴きたく存じます.

連結の売上は予算対比で100.6%となりました。

基幹業態「サガミ」の既存店売上は、前年比で4.1%増加(客数5.5%増加)となりましたが、損益面では、連結・単体共に営業利益と経常利益が、円安に依るエネルギーコスト及び食材価格の上昇と人件費の増加から予算を下回る結果となりました。予算未達は過去3年で初めてのことであります。一方、当期純利益には約1億8千万円の繰延税金資産を計上することとなり、連結・単体共に予算を上回る実績となりました。繰延税金資産は、今後安定的に一定の利益を計上できることを前提に計上するものですので、 経営の安定性が認められたことと同義でもあり、長年の赤字体質から脱却できたことの証左でもあります。
「サガミ」業態では前年度に続き、当年度も全店が店舗段階で黒字を計上致しております。

2. 取り組み

「味の民芸」

拠点拡大に就きましては、国内では首都圏、海外ではASEANに注力するのが基本方針です。
高齢化の進む社会にあって、和麺のファミリーレストランは正に時代の要請に合致した業態であると考えておりますが、未だ人口の増加が見込まれる首都圏とは言え、そこに1店1店作って行ったのでは時間とコストがかかり過ぎると判断しておりました。当年度に、サガミチェーンよりも歴史があり、首都圏での知名度が高い味の民芸フードサービス株式会社がサガミグループに加わることとなりました。これで、 日本経済を牽引する首都圏と中部圏を地盤とし、20都府県に約280店舗を展開する、売上約250億円の企業グループが誕生しました。喜ばしいことですが、もっと嬉しいのは、同じ業界・業態で経験・実績を積み上げて来た多くの優秀な人材が仲間になってくれたことです。今後は、両者が長年に亘って蓄積してきた経験を共有しながら、営業、物流、製造、購買、店舗開発など多くの分野で相乗効果を発揮して参ります。なお、当期の決算にはBSのみでPLは合算しておりませんので、上記実績には味の民芸分は含まれておりません。

「新業態」

フードコート型として「サガミ村」を2店舗、「あいそ家」業態の小型店モデルとして
「あいそ家キッチン」を1店舗出店致しました。「あいそ家キッチン」は「どんどん庵」業態から転換したもので、ビルイン型、小型店を今後展開する際のモデル店舗となります。

「メニュー」

3世代、4世代のご家族にご来店に戴けるよう、やわらか食「銀扇御膳」を提供致しておりますが、食事制限に対応した「かろやか御膳」(カロリー・塩分を控えたい方に)「すこやか御膳」(カリウム ・リンに制限のある方に)も始めました。

昨夏には「ざるそば祭り」を実施し、主力商品である「天ざるそば」をそば食べ放題にてお値打ち価格で提供したことから多くのお客様に大変ご好評を戴きました。

また、当初は期間限定だった「冷やしみそ煮込」を通年販売とした効果もあって、グループ全体でのみそ煮込の店舗内提供数は173万食となり、元より日本一だった販売数を大幅に更新することができました。

「商品開発」

サガミオリジナル商品の企画開発も積極的に行いました。お好みの醤油を継ぎ足す事でだし醤油を1年間お楽しみ戴ける「サガミのこだわり宗田節」、サガミの看板商品であるみそ煮込を乾麺にした「みそ煮込乾麺3食セット」、小型サイズにしたドレッシングやポン酢などを中心に品揃えが充実しつつあります。
四川風味噌煮込みうどんのカップ麺は前年度同様、日本航空さまの中部国際空港内サクララウンジでご好評を戴きました。今後もお客様のニーズにお応えしつつ、新たなお客様の獲得へと繋げて参ります。

「海外展開」

タイ・ベトナム・インドネシア・中国からの短期研修生10名を受け入れ、相互交流、社内の国際化が着実に進んでおりますが、加えて、5か国に1年ずつ派遣した語学研修生が3月末までに全員帰国し、今後の海外展開に向けた体制が整いました。シンガポールにASEAN諸国を統括する会社を設立した他、タイ・バンコクには現地法人とセントラルキッチンを設けております。過去3年で海外担当組織名が本社内の中国室から海外室、海外事業部となり、新年度からはサガミインターナショナル㈱として独立することとなりました。

「ゆるキャラ」

社内公募で選ばれた「みそっち」が催事や社内イベントで活躍しています。弊社ホームページに「みそっちの部屋」がありますので、ご覧戴ければありがたく存じます。

【新年度(平成26年度)】

1. 中期経営計画

平成25年度の決算発表と同時に平成26年度、27年度の中期経営計画を発表致しました。 当期純利益は、上述の繰延税金資産計上分が減少するのと、新年度から味の民芸フードサービス㈱の株式取得に係わる償却が発生することから、前年度比較で減少しておりますが、実質的には増益の見込みです。2年間で31店舗を出店する計画で、半数以上が海外の予定となっております。

2. 味の民芸

味の民芸・サガミチェーン間での幹部人事異動として、役員、部次長、工場長、課長レベルで実施され、
サガミ内にシナジー推進室を設置致しました。スピード感をもって各部門の効率化に取り組んで参ります。

3. 出店

「国内」
4月に次の3店舗を開店致しました。
*平仮名「さがみ」大阪大東店。味の民芸・大東店(大阪府)を改装したものです。
*カタカナ「サガミ」江南店(愛知県)。和食ビュッフェ業態「もんぺとくわ」の改装です。
*「さがみ庭」イオン各務原店(岐阜県)。イオンモール各務原店内の新店です。
これはフードコート内の「サガミ村」とは異なり、モール内のレストラン街への出店です。

「海外」
*ASEAN第1号店を4月にタイ・バンコクに出店しました。 和食・そば専門店「サガミSAGAMI」で、計画の 1.7-1.8倍となる売上が続いています。

*6月にはインドネシア・ジャカルタのショッピングモール内に出店を予定しています。

「和食:日本人の伝統的な食文化」がユネスコの無形文化遺産に登録されて世界での注目が高まる中、 サガミは海外展開の第二段階に入りました。

グループ・ビジョンである「No.1 Noodle Restaurant Company」の実現に向け、一歩一歩ではありますが、着実に歩を進めて参ります。投資家の皆様に於かれましては、今後とも引き続き変わらぬご支援・ご愛顧を賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。

代表取締役社長 鎌田敏行

平成26年5月12日